実は私は遊んで暮らせる.年金をいただいているからだ.生まれつきの脳の特性に加え,二次的な障害を負ったので,障害基礎年金が下りている.2か月で13万円が支給される.職場の同僚はみな障害年金を受けている.というのも,年収が200万円に満たないので,年金を受け続けられる.障害年金は所得が低い人に対して生活を補助する目的でできた制度だ.所得が400万円を超えれば受給できない.
このように額は安いが,一定の額が決まって振り込まれ,労働とは別の副収入という形をとる.年間80万円程度の生活を確立できれば,収入がゼロになっても安心して生きていける.いつまでも暮らせる.年間100万円の暮らしをしている今の自分には,事業所での労働収入の分は投資に回す資金になる.それほど,お金がかからない生活をしている.それでとても楽しい暮らしだ.
年収が高い暮らしも選べたに違いない.ところが,今の生活のほうが幸せだと確信する.駱駝が針の穴を通るより幸せになりにくいのが金持ちだと聖書にある.余剰金は積極的に募金している.教会への十一献金も守っている.すでにお金は有り余るものとなっていて,使い道の立たないお金は投資している.多分,40歳時点で1000万円は資産ができている.
働かなくても遊んで暮らせる.そうなのだが,労働の義務.働けるので義務を果たす,最低限.障害者に認定されてから遊びをたくさん思いついた.お金のかからない,健康を害さない遊びばかりである.暇や退屈についての哲学書や怠惰を奨励する経済学書を座右において,この労働至上社会の底辺を遊んで暮らす.実にいい人生だと思うがね.
