今日が仕事納め.来年はビジネス書を数冊身に付けるとの目標を立てた.今まで専門知識を身に付ける勉強ばかりしていたのではなく,知識を作り出すこともしていたつもり.しかし,学問の本ばかりで,身近なビジネスなど一顧だにしなかった.社会人の基礎が身についていない恐れが出てきた.その不安を解消し,経験にしていきたいので,ビジネス書を5冊,手元に置いた.
今日上司から,メールに不快な表現が多いこと,常識がないと思われていること,この職場にいることに違和感があるとまで云った人もいた.要は,私は失礼な人間だとみられているのである.そんなこと急に言われたのではなく,生まれてこの方ずっと抱える特性であり,直らない.自分は上に立つ人間ではないと早々に高校を転学したのも,渡米してウェブエンジニアとしてやっていくと決めて挫折した青春も,最初の彼女に無神経だと云われすぐに失恋したこと,その他諸々の苦い経験が,「失礼・非常識」のことばで一本につながる.
悲しいことに,自殺未遂で警察に保護された夜も,研究仲間にお前はウェブを書く資格はないと断罪されたことも,新卒で採用された最初の会社での退職騒ぎも,もうほとんどすべての自分史が,ここに帰着する.自分はそういう性格だと思われて仕方ない.本心とギャップがあるが,ギャップを抱えている人は多くいるはず.自分もそういう人間のひとりだと傍と気づいた.
今回買ったビジネス書は,今の職場での印象を好転できれば買った価値がある.印象を良くしようなんて無理な話だが,評価する上司も本心では人を評価するなんてしたくないと思っているかもしれず,常識なんていずれ変わるし,自分が退いたら職場の雰囲気が変わるだろうと考えているかもしれない.上司も人間,弱いものだ.もう少し上司のことを理解しようと努めたい.気持ちの良い仕事とは何か,考えてみようと思う.

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