老年になり収入が途絶えると,貯蓄を切り崩しての生活を強いられる.教会や団体に所属していると,引退した暮らしの話しを聞く機会が多くある.年金に加え,配当収入等の不労所得がある世帯は,暮らし向きの羽振りが良い.一方で,高価な買い物は周囲からの忠告で断念することもある.私が所属する団体には,そうした金銭面で特に困らない世帯がある.けれども,団体に会費を定額で納める以上は払わない.
私には収入がある.そこで,積極的に寄付できないかと考えた.8~10万円のまとまった金額があれば,団体の活動が少しばかり上向く気がする.使途は信頼しているので吩けることはしない.自由に使っていただければよいと思う.私には収入があるし,活動できる日にちが少ない.会員として活動を継続するには,寄付という形で貢献できると考えたのである.
私にはすでに数百万の資産がある.これだけを切り崩しても,7年くらいは生きられる.これから私は職を辞する予定はないし,継続して勤務することで毎月給与が入り,一定額の貯蓄否投資ができる.30代前半を終えようとしているこれからは残高は増すばかり.使い道がないから取っておくのではなく,使い道を考えて使うべきときに使い,無駄遣いしないようにすれば,老後の暮らしも怖くない.
生涯の資産を計算すると,60歳まで働けば少なくとも8,000万円の収入が入る.そのうち,1,500万円の貯蓄及び投資は計画上簡単にでき,年間で80万円の配当収入が得られる暮らしを作れる.今できることは,完全なる貯蓄及び投資に回すこともいいけど,人が喜ぶ使い道を経験することが大事だと考えた.誰かの助けになるために使う,これこそお金の本質だと思う.個人で貯め込んでも神の国が遠ざかるだけだ.

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