7月は梅雨が長引き鬱屈したが,作曲にサイト制作に励む月となった.上旬にはPC関連の物財を買い揃え,中旬には作曲机を始めとして書斎を整理し,下旬はプログラミング熱が高まり本を6冊購入した,またとない貪欲な月でもあった.買った物は大切に使いたいし,買い揃えたことでできることが増えており,音楽にもウェブにも活かせるので,表現の幅を広げられる.8月は仕事で新たなウェブシステムの案件が入ってきて,購入した本を役立てる機会が来た.そんな今月は,購入した6冊の本を紹介する.勉強を進め,ものにしたい.
1. Vue.js
JavaScriptのフレームワークといえば,BootstrapやAngularJSが有名かと思っていたが,そればかりではなかった.AngularJS と React そしてこの Vue.js が事実上のJSFWの御三家である.どれも取り掛かりやすいけど,中でも特にVue.jsは学習コストが低い.早速本を開いてコードを書いてみるとすぐに理解できするすると進んだ.コンポーネントに分ける利点が Atomic Design と親和性が高く,保守しやすいコードができあがっていく.仕事で今度作るウェブシステムに採用しようと考えている.
2. React Native / Electron
前述の React にも,流行っている理由がある.React Nativeである.AndroidもiOSも,OSを選ばずアプリを作れるという.それも,コードはひとつ.AndroidにもiOSにも共通するひとつのソースで,どちらのアプリもできてしまう.これはすごい.SwiftもKotlinも覚えなくてよく,なんとJavaScriptでいいのだ.さらに同様にデスクトップアプリまでも作れてしまうのが,Electronである.もちろん各ストアに出すには登録料などかかるけど,ワンソースで済み,JavaScriptでよいとはメリットが強すぎる.
3. Node.js
Node.jsといえばJavaScriptでできたサーバーかと考えていたが,実態はもっと幅広い.サーバーは十数行でできてしまう.データベースにもつなげられる.簡単なウェブサービスならすぐできる.パッケージマネージャーのNPMでモジュールを取ってきて補強していけば,Node.jsをインストールできるサーバーなら何だってできる.買った本は練習問題がたくさん付いていて,力が着実に付きそうなものを選んだ.そのくらいNode.jsは重要なテクノロジーだが,詳しく知っているエンジニアはまだ少ない.
4. Go
Goでウェブアプリを作れるという話はもう2年位前から聞いていた.でもどうやって.先へ進まないので本を探したところ見つかった.Goでウェブアプリを一から作るという,ぴったりの内容の本.まだぱらぱらと繰っただけだが,バックエンドもフロントエンドもGoで済みそうである.Goがカバーできる範囲は広そうだということだ.Goが総合ウェブ開発言語として普及し,PHPを駆逐していってほしいし,フレームワークも内容が増えてウェブシステム開発の標準になる,そんな未来を夢想している.
5. Rust
Rustでウェブサービスが作れると思っていたが,まだそこまでではないと本を買って分かった.というのも,RustはCやC++の後継として位置づけがなされており,C++より高速でメモリ管理も楽で,といったことを売りにしている言語.だからパッケージソフトウェアやOSやデバイスドライバには向くが,ウェブのステージにはやってくるのは遅くなるかもしれぬ.しかし,私は言語として興味がある.ライブラリを開発していければ,ウェブ開発で人気を博すことも叶うかもしれない.アイデアがわいてくる.

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