自分はウェブプログラマである.ウェブサイトやウェブシステムのコーディングを仕事にしている.入社してデザインやライティングやイラストの仕事もさせてもらったが,コーディングの適性を上司から見出され,プログラマに落ち着いた.そして幸いなことに,ウェブの仕事に中では,最もそれが性に合っている.かつ,ほかにできる人がいない.だから私はウェブプログラマでやっていけている.
入社前,ウェブデザインには自信があった.しかし,分かりやすさの感覚がずれているのが気にかかっていた.入社後,私は分かりやすく話すことも,報連相も,本当は何もかもできない,と痛感した.今でも苦手だと考えている.報連相ができないことは深刻だし,話がどんどん分かりにくくなる一方で悪化しており,話しを組み立てる余裕もなく,ただコミュニケーションの不全な日々を送っている.
少し大げさだったかもしれない.ウェブのテクニカルな話は分かりやすいと評判がついている.私は文字が好きで,プログラミング関連のSNSとか外国語で書かれたサイトをよく読む.暗号性のある文字列を解読できたとき快いので好きである.ウェブが作れるプログラミング言語は日々増えていて,新しい言語を学ぶことが大好き.だから,文字列で世界が立ち上がる,ウェブプログラマの職はぴったりはまる.
好きなことは分かりやすく話せるものだ.たとえ文法さえ頭に入っていなくても,その言語も他の言語がそうであることから類推して使えるものだ.私はさまざまな言語に日常的に触れているので,特定の言語の文法を覚えていることはない.文法は検索して動くプログラムを借りて組み立てる.外国語も翻訳してしまう.だからいつもプログラマというよりプレグラマ,文法以前の使い手だと考え,特定の言語を咄嗟にはうまく使えないのである.

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