JavaScriptの新しい文法.letやアロー関数やクラス構文.積極的に取り入れたいと思うものの,jQueryの便利さに負けてしまい,普段からJavaScriptよりjQueryを多用して仕事している私にはどうもその新しい文法が覚えきれない.使い道もいまひとつ分かっていない.使ったほうがいいことは分かっているし,文法でできるようになったこともいくつか知ってはいる.けれど使えていない.
HTML5のWeb Componentsも同様の状況にある.規格が定義され,ブラウザが対応したこと/しなかったことは知っている.カスタム要素は1年も前から仕事で取り入れた.影DOMやHTMLテンプレートがどのようなことを実現したか,それどころかどのようなものなのか,よく知らないものもある.それでも,これらを深く実装しようとするならば,新しい文法のJavaScriptで書くことが必須なのだ.
文法は元々好きなのだが,外国語やほかのプログラミング言語を学んで,一切覚えなくなった.文法だけでも覚えきれないほどの量があると知ってしまったから.ドイツ語を第2外国語で習っていた時はまだしも,ラテン語やギリシャ語やロシア語まで手を広げて以降,20か国語15プログラミング言語を,文法を覚えずとも,ある程度親しむようになった.語族などの文法史の知識で足りるのだ.
私は文字も文法も好きなので,いつか壮大な翻訳をしたいと常々構想中で,いくつかはサイト名とワイヤーフレームまでは作っている.辞書も20か国語は手元にあり,関心のあるプログラミング言語の本も揃えた.大学で受けたプログラミング言語論の授業ノートは今でも参照するほど楽しかった.この講義の知識を応用し,どんな言語でもある程度なら実装できるが,その水準を詳細なものにするべく言語の個性を知りたいところにいる.

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