Down Ward

　人生上がり下がりいろいろあるわけか．パッヘルベルのカノンを聞いてこの記事を書いている．それまではずっと眠っていた．15時間近く寝た．多分気づかないところで疲れていたのだと思うし，ストレスも相当溜まっていたのだろう．実は昨日から明日まで有休を取得し，5連休とした．普段と違って何もやることができない．ただ布団の中にいる．こんな状態はもう6年近くなかった．この記事をやっと書こうと思えたのだ．
　6年前に一度うつな時期があり，確か6月から7月までの2か月間だったか，当時の会社の社長の車で搬送された後，救急車で病院へ送られた記憶がある．入院である．今回もそれに似た兆候があったので，さすがに自分でまずいと思い連休をとった．入院したらいくつもの関係が壊れてしまう．自宅の環境を整えて静養できるほど自分は成長した．家族の協力もある．友人も話を聞いてくれた．上司だって全く理解がない人物ではない．
　複雑にすることはできる．難しく考えることもできる．そうやって成長する場合もあるし，教訓を得られることだってあるだろう．悩みは成長の機会であり，感情に正直になることは悪ではない．そういう処世術もある．ただ，医学や心療の知識や経験がある人にとってはそれがすべてではない．少し離れて自分を見て，脳の機能面から対処する方法を私はいくつか知っている．それら両面を使って今回は自分を見ている．
　ある友人は自分をもっと成長させてくださいと戒める．人をもっと愛しましょう，そう云う．中らずとも遠からず．苦難や試練としてとらえ信仰の成長の機会とするのだ．私は早速祈った．「この状況さえよくわかりません，どうすればいいかすぐに教えてください」．すると私は，特定の動画から離れるように教えられた．なるほど，それが原因か．そこで今はその特定の動画から離れ，カノンのピアノ演奏を動画で聞いている．