私より年上の方々と働くと,自分の能力の低さを感じるけど,自分は年の割には経験もあって,障がい克服の努力も有利になる場面もある.年長者が優れているのは当然のことでもないだろうし,私より若い人が優秀であることも稀ではない.その辺りの事情を板挟みに感じる中年の悲哀ってこのことかとも思った.
35歳から45歳は働き盛り,私の場合あと10年続く.もし中年が辛いなら,10年耐え抜かねばならないことになる.そんなことができるだろうか,できるように整えていかねばならぬのだ.どんな職場であっても,この働き盛りを無職で生き抜こうとするのは無謀だし勝手すぎる.この10年は自分と戦うのである.
10年後は仕事ができるようになるというこの当たり前の隧道を潜り抜けられるかどうか.もし大した技術も知識も,提案も実行も,愛情も思想も育めなかったら.でもそんなことは心配しなくていいことだろう.10年も仕事に真面目に取り組めば忍耐も知恵も洞察も得るだろう.そうして豊かに過ごせるはずだ.
この10年は通信も自動車も医療もまるで変わるはず.生活が変わらないはずがない.その流れに乗って産業が生まれ,さらに進んだ技術が要求され,流行と歴史を作っていく人の世.新しい世,この移り変わる世をうまく生きる術を,すでに私は持っている.それをもっと高め,確実にし,活かしていくことが求められるだろう.

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