Brain Trip

減薬が実現してみてわかったのだが,今まで服薬の副作用である現象が起きていた.それは世界を美しく見せる潜在意識の働きの昂揚だ.音楽や街並みを見て,ふつうならふうんと思うかいいなあと思うだけだが,副作用はそれ以上の夢想を関 … [なになに…]

減薬が実現してみてわかったのだが,今まで服薬の副作用である現象が起きていた.それは世界を美しく見せる潜在意識の働きの昂揚だ.音楽や街並みを見て,ふつうならふうんと思うかいいなあと思うだけだが,副作用はそれ以上の夢想を関 … [なになに…]

投資活動を少し引いて見て,私の年収では,生涯インデックス投資をしてみても,500万円くらいしか増えないことがわかる.そのくらいのために膨大な時間と余計な心配にエネルギーを消費しても,割に合わないと思った.そのくらい本当 … [なになに…]

誰かの役に立つために時間と労力を割くことに嫌悪と嘔吐を覚える.私はそういう人間だった.賢い人にいいように使われて,自分では何も得られない.もちろん,自分の得意なこと好きなことが誰かの役に立てば嬉しい.自分だけが持ってい … [なになに…]

水のなんと美しいことか.ボトルからタンブラーに水を注ぐとき,水面の動きに見惚れる.シンプルな構造の分子ゆえ,多様な形態になれる水.神さまが創造した物の中でも随一の傑作だろう.生命はそれを飲み,自分の身体に取り込むことで … [なになに…]

人生はまだまだ長い.仕事は重要なことかもしれないが,それほど重きを置くことはできない.私はかなり長い間そう考えている.仕事ってそれほど人生を懸けてやることなのだろうか.私はとてもそう思わない.新たな仕事を任せられても, … [なになに…]

この国はもっと人口が減って然るべきだ.最近そのように思う.この国の適正人口は5千万から6千万人くらいなのではと思う.今,2100年に1億人を切ると言って騒いでいるが,もっと加速して減っていくだろうし,それは自然なことだ … [なになに…]

来週の月曜は退勤後に診療所へかかる.処方される薬がまた減るといいなと勝手に考えている.でも,次回は減らないだろう.今よりさらに減らすと,1日の有効用量を下回ってしまうからだ.最低限の服薬がもうしばらく必要だと主治医は診 … [なになに…]

書斎の整理を進めていてふと気付いた.重要なことである.それは,インテリアは装飾ではないということ.全ての物にはそこに置かれている意味がある,と美術予備校時代によく習ったのだが,意味がわかっていなかった.デザインは装飾だ … [なになに…]

経験が積み重なると余裕が出てくる.今まで困難だったことがすっとできるようになり,気持ちに余白が生まれる.そうなれば新たなことに挑戦できる.空いた気持ちで新たに取り組めるようになる.これこそ何かに取り組むことの醍醐味,経 … [なになに…]

学校では偏差値という単一の尺度があり,わかりやすかった.自分の位置を常に意識させられた.私など大して努力しないでも偏差値70以上を常に出せていたので簡単だった.しかし,社会人になってその尺度は消えた.収入や仕事ができる … [なになに…]

私は高校を転学した時に,仕事ではなく趣味を充実させた人生を送りたいと願った.今日それを思い出した.その願いは充分すぎるほど叶い,趣味の延長で仕事を見つけて今も働いている.まさに理想の生活.低収入だがお構いなし.充実すぎ … [なになに…]

思い出すことがこれほど楽しいとは.私は思い出を今まで軽んじ過ぎていた.軽率だった.経験に投資せよ.という教えの意味が,思い出はいつまでも褪せないから,という事実に基づいていたことを知った.そこで,いざ思い出してみようと … [なになに…]

洋服の整理が終わった午後,ドビュッシーのアラベスクをリピートで聴ける動画を流しながら,イギリスの階級意識に関する本を読んだ.いわゆるカルチュラルスタディーズの本だ.大学時代に私の学部学生の間で流行っていて,アラベスクは … [なになに…]

明日は最後の服が届く.今年はこれで最後だが,これから長い間にとっても最後になるかもしれない.それは青いジーンズだ.青いジーンズを生まれて初めて買ったのだ.今までずっとジーンズと黒い服を避けてきた.安易な気がしたし,みん … [なになに…]

今年はいくつかの出会いがあったが,一方で別れの機会もいくつかある.洋服を買いに行くことの別れ,白米・小麦・砂糖を主食にすることの別れ,そして,科学雑誌を購読することとの別れである.洋服は購入する意欲が消え,ファッション … [なになに…]