Mental City

隣駅は全国でも有名な繁華街で,その一角に通院先がある.いつも通院が楽しみで,6週に1度のたまに行くその時間が待ち遠しい.障がいを認められて初めて通った作業所も,駅前から歩いて行ける場所にある.当時は月収8万円で夫婦別財 … [なになに…]

隣駅は全国でも有名な繁華街で,その一角に通院先がある.いつも通院が楽しみで,6週に1度のたまに行くその時間が待ち遠しい.障がいを認められて初めて通った作業所も,駅前から歩いて行ける場所にある.当時は月収8万円で夫婦別財 … [なになに…]

大学時代,将来の暮らしについてこんなふうに考えていた.街のカフェで論文を読むアマチュア数理物理研究者.この夢は叶った.カフェには30歳を過ぎるとあまり行かなくなったが,arXiv.orgやNature誌の論文を読んで数 … [なになに…]

私は勉強ができた人間だが,その内容を社会では評価されない.勉強は社会では役立たない,と考えることは簡単だ.勉強は学歴程度しか有効ではない社会だから.学歴は勉強したことを証明するが,それ以降の保障はしてくれない.欧米と異 … [なになに…]

仕事に満足している場合ではないと気がついた.今から考え抜く30代を過ごしたい.現状に留まる生き方も確かにあるけれども,今の職業ではもっと突き抜けることができるし,ある程度はそうすることが求められる.技術的には飽和に達し … [なになに…]

今の職場を移ることを考えがちだ.今まで状況が難しくなると逃げ出してきたせいで,環境を変えることを考えがちだ.そうやって生きてきた.しかし,もうそうしてはいられないとも思える.転職がうまくいくとも思われない.今よりも良い … [なになに…]

家柄で職が決まっていて,遺伝で容姿も知能も決まっていて,神さまが人生全体を決めている.そんな決定論のもとで生きている私たち.社会が平穏無事なのもこの決定論がこの世を覆っているからだ.神さまが全てを決めていなければ,人々 … [なになに…]

夜就寝前になると,自分の意識が変わる.感覚も変わる.昼間透明で何もない精神に,まるで己が物質であることを思い出したかのように,具体的な感覚が与えられる.高校2年の時は,夜だけでなく昼もこの感覚が残る日もあった.しかし, … [なになに…]

街,服,曲.今憧れていることであり,今後10年以上にわたり関心が続くと思われることだ.この3ジャンルへの関心を満たす街に住んでいることもあり,関わりは深まっていく.抽象的な命題理解とともに,各種各論における実践知識を求 … [なになに…]

私の暮らす街に,今秋ショッピングモールが完成する.かなり大規模なもので,マンションも併設された.元は2階建ての古いスーパーでそれなりに集客できていて立地もよく,悪魔的なドーナツ店に何度も足を運んでしまったものだ.また, … [なになに…]

私たち夫婦は,子供を持たない.結婚前から決めていた.理由はいくつもある.まず私が自閉症者なので,身体接触を痛覚として感じる.なので,私たちは性交渉を全く行っていない.次に,仮に子供に恵まれるか里親になったとして,子供を … [なになに…]

短くないだろう残りの人生で,何を求めたいか考えてみて,美しい作品を作りたいと思うのだ.真善美聖という価値観がある.高校の弓道部で習った.真は数学や宇宙論の研究で,善や聖はクリスチャンの実践と行動で,それぞれ満たされた. … [なになに…]

今勉強したい学問.社会人10年目の今,学生時代は取り組めなかった学問にもう一度還ってみたいと思うようになった.数学や科学は学生時代によく読んだので満足している面が大きいけど,それ以外の人生経験が必要な学問について,深め … [なになに…]

財産形成に興味を失ってからというもの,次なる関心の寄せどころを模索していたが,どうやら文学に落ち着いた.1週間で短編中編合わせて6本読み終えることができ,読後感も最高の贅沢を味わっている状態なので,しばらくあるいはずっ … [なになに…]

自分は今まで視野を狭く生きてきた.パラノイアであった.パラノイアでなければ真理を探し当てることはできない,とある本に書いてあったのだがその通りだと思う.自分で新しい証明や発明に到達できたのだから.でも,満足したためかそ … [なになに…]

結婚前の独身生活について思うことがよくある.今振り返ると,障がいの発見以前は実に好きなように生きており,社会人として果たすべきこともせず,美術館や図書館を巡り文化に傾倒していた.数学と科学を好んで読んでいて,その点は熱 … [なになに…]