Youthful End

私の人生は,ある意味で15歳で終わっている.中2で漢検1級に合格し,しかも最年少合格とのことで表彰を受けた.そして,高校入試に5科で1問の間違いだけで入学した.これで,私の達成感は深く満たされてしまった.努力して結果が … [なになに…]

私の人生は,ある意味で15歳で終わっている.中2で漢検1級に合格し,しかも最年少合格とのことで表彰を受けた.そして,高校入試に5科で1問の間違いだけで入学した.これで,私の達成感は深く満たされてしまった.努力して結果が … [なになに…]

10年前,社会人になったばかりの頃,給与とは気づいたら振り込まれるものだった.仕事=遊びになっていたので,遊んだ結果ついてくるものが給与だった.つまりおまけだ.それから経験が上がるほど,給与が生活と結びつくほど,給与は … [なになに…]

ひとつの達成で満足してしまう傾向が私にはある.それで続かないのだ.美術学校にいた時,作った立体が講師に激賞されたことがあったが,その7月を境に私は美術を辞めようと考えるようになった.満足したからだ.生涯に渡って美術建築 … [なになに…]

コンテンツを作らないと,という強迫観念が去ってしばらく経つ.いろいろやってきたが,仕事でウェブページを作るくらいで満足するようになった.コンテンツが副業になる時代だけども,生活や人生に必要な知識はもう大体出尽くして世に … [なになに…]

もう少し考えた方がいい.私たちの生きるこの現代文明は,社会や技術によって巨大な構築物になっている.でも,その実体となる人は,塵から生まれ塵に返るもの,構築物もどれだって塵からできたもの.同じようなものである.つまり,私 … [なになに…]

友人のMさんとは7年来の付き合いになる.こんなに友人関係が続いた人は初めてである.というのも,私はかれこれ5人の友人を絶交によって失っているからだ.高校の唯一の友人も,大学で尊敬していた友人も,大学院で研究を共にした友 … [なになに…]

エピクテトスを読んでいる.自分の魂を大事に養っていなかったことが判明した.まず過去を振り返ることをしてみたい.過去はいくらでも編集できると言われるが,それは過去を美化した時の話だろう.そうではなく,過去を厳しくあるがま … [なになに…]

今の職場は,あまり詳しく書けないが,公的なところだ.税金で運営されている.私の父は新卒から定年まで教師で,私も公務員になるものだと考えて育った.高校生の時に自分の本当の人生に悩み,高校中退など迷いを重ねたが,今こうして … [なになに…]

人生を振り返る時を持つのは重要かもしれない.思い出は記憶の中にしかないから.今を生きるストレスで腹が捩れるほど痛むとき,書くことで過去を乗り越えられる.私の人生は上野で始まる美術的生活で始まった.高校中退し昼間に上野公 … [なになに…]

この休日の土曜,計画通り,上野へ行った.私の青春と恋愛の地,いわばホームタウン.この上野を動画に保存しておこうと思い,OSMO Pocketを携帯し,駅から出て撮影を開始したが,あまりにもここどこ感が強く,初めて来た場 … [なになに…]

この1ヶ月,憂鬱な日が続いている.うつ病ではないと思う.外出頻度が減り,食事の量も減り,書斎に引きこもったりより長く眠ったりして過ごしている.今まで拡散し続けていた意識が消え,落ち着いた慎重な人間に変わってきた気がする … [なになに…]

過去について悩んでいる.人は自分についてどのような感覚を持っているのだろう.いつでも参照できる自分があって,過去の自分を思い出すことができ,今の自分と比べて反省できる人も多くいると思う.私は,自分がない.過去もない.思 … [なになに…]

私は今の仕事に満足している.公務員系の研究所で職人の要素もある.収入も多すぎず少なすぎないので生活に困らない,理想の職場だ.私の半生は進学校の高校中退で途切れているのだが,もし高校を中退せずに人生を歩んで今の環境にあり … [なになに…]

哲学の本を読んでいる.軽めの本を今月4冊読んだ.今関心があるのは,新実在論.やはり最新の哲学は視野が新しくて好きだ.実存主義は自己を批判し疑わないので古く,構造主義は20世紀フランスで崩壊完了し,ポストモダンはアメリカ … [なになに…]

なんのためにこの世で生きるのか,という問いに対し,ある老練の牧師は,宣教するため,と断言した.この言葉がかなりの知恵の言葉なのでは,と思い始めている.何かのために生きています,と人が言う時,この世の何かのために生きてい … [なになに…]

高校生の時に,私は仕事に人生を捧げないと決めた.その決意は実現し,今は有期雇用の契約社員であり,月収は手取りで23万円に過ぎない.その多寡を問うのではない.働きたくないのでもない.仕事が軽いのだ.いつも朝の1時間程度で … [なになに…]