Old Stories

最近よく思うのだが,定年後かそれに近くなったら,世界の現代文学を読み尽くしたい.読んで感想を部録に書いて,現代がどのような時代だったのか,少しは知ってから天に召されたい.ノーベル文学賞を受賞した作家を中心に単行本を買い … [なになに…]

最近よく思うのだが,定年後かそれに近くなったら,世界の現代文学を読み尽くしたい.読んで感想を部録に書いて,現代がどのような時代だったのか,少しは知ってから天に召されたい.ノーベル文学賞を受賞した作家を中心に単行本を買い … [なになに…]

変化を拒む人は時代から拒まれる.ある友人は私を変化を拒む人だと断定する.私は特性上,規則を決めて従う暮らしのほうが,何もかも自由な生活よりずっと安定する.自由な校風の高校をかつて中退したように,規則がきちんとある環境の … [なになに…]

明日は礼拝だ.1週間の自分の所作を振り返り,悔い改める日.牧師が云う,人間は傲慢で,自己が中心で,人を裁く神になろうとする.これが人間の原理的性質.私は正直にはまだよくわかっていないけど,この人間が神に象って作られた唯 … [なになに…]

古典音楽を聴いている.ショパン「別れの曲」,ベートーヴェン「月光」と「熱情」,チャイコフスキー「悲愴」.繰り返し聴いている.いずれも有名どころ.メロディを聞けば,曲名が出なくとも,作曲家が当てられなくても,誰にでも馴染 … [なになに…]

背中に目を付ける.潜在能力を発揮する本に,必ず姿勢の項がある.私がこの背中の奥義を聞いたのは,弓道の道場である.芸大受験に失敗し浪人生活を始めたとき,弓道の市民団体に所属した頃のことだ.そのとき姿勢で心身は変わると知っ … [なになに…]

私がウェブプログラマになろうと思った時期は,大分幼いころだった気がする.当時はウェブなんてものはなかった,わけでもなく,小学4年の時にはもうHTMLを読んでいた.いずれこれを仕事にできれば幸せだと考えたものだった.高校 … [なになに…]

好奇心に短所があるとしたら,自分の欲求を満たすことが第一義になることだと思う.知的欲求は知識を創造し学問を推進するので,それを持つことは大変好ましいこととされる時代に今生きている.ウェブはそんな欲求を満たすには好都合で … [なになに…]

本というものがどんなものなのかよく分からない.こういうと大人なのにと驚かれる.しかも私は大学で図書館情報学を修めた人間だ.修めたはずなのに,いや修めたからこそ,本というものがどんなものなのか,人より少し深く知りたいのか … [なになに…]

家族で話題になったことだが,何かやってそれについて云われるとき,言われるとうれしいことばは「すごい」ではなくやっぱり「ありがとう」だ.私はありがとう派で,家族はすごい派だった.私は自分に自信がないことはないし,すごいと … [なになに…]

東京は人間の住むところではない.そう父はよく言っていた.父だって学生時代は東京に住んでいたから,体験に基づく話であることは確か.しかも上京して初めてできた友人と共同で生活していたのだから,余程何か事件らしいことが起こっ … [なになに…]

いじめの世界は単純な行動律に従って動く.ハンムラビ法典の「目には目を歯には歯を」つまり「やられたらやり返す」ならまだいいほう.ホッブズの「皆がひとりひとりに対する狼」であり,その行動律は「死ねといわれたら死ぬしかないだ … [なになに…]

診療所と出勤日を終え,明日は土曜.帰宅してほっとしている.きょうも会社ではいくつも失敗した.効率的でない時間もあったし,無駄に印刷したし,上司の指示を聞き足りずに動いてしまった.それでも,みな温かく接してくれた.終業後 … [なになに…]

出自を忘れやすい自分のために,書いておく.生まれてすぐに文字に関心を持ったようで,数字やアルファベットはすぐに書けるようになり,漢字も辞典を開いて書いていた.学校のプリントやテストも,枠に文字を書くことがたまらなく好き … [なになに…]

30代も半ばとなってきた.思いのほか成功した人生に変わってきた.宇宙論の成果,ウェブプログラマの仕事,安定した結婚生活.ほかに挙げれば,NPO法人のITアドバイザー就任,街のITボランティア,日曜数学者,合唱団員,クリ … [なになに…]

マーラー「復活」を練習していると,当時の昂奮が直に伝わる感じがする.勿論この曲の主題がイエスの復活という人類史上稀な奇跡だから,誰もが讃えたくなる.しかし,この昂奮劇しい曲を作り得た時代の空気も詰まっているはずだ.当時 … [なになに…]

先日,高校の恩師M先生が,癌で亡くなっていたことを知った.この先生を恩師と思う理由がある.高校1年の時の生物および地学の先生だった.先生の講義では教科書を読んではいけなかった.学習指導要領を踏まえないという型破りな方針 … [なになに…]