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私には多分,常に考えていたいという欲がある.なぜかといえば,常に何らかの文字を浮かべていたいからである.自分にとって新しい文字の組み合わせを自分で考え出すことが,無上の喜びである.例えば,この部録の記事は英単語を2つ組 … [なになに…]

私には多分,常に考えていたいという欲がある.なぜかといえば,常に何らかの文字を浮かべていたいからである.自分にとって新しい文字の組み合わせを自分で考え出すことが,無上の喜びである.例えば,この部録の記事は英単語を2つ組 … [なになに…]

有限性は抑欲の根拠である.冷蔵庫に卵が2つしかなければ,ゆで卵を2つしか作れないので,2個で我慢する.冷蔵庫に入っている食材を把握していれば,無限に食べられるのではないと知っているので,食欲も有限になる.腹八分目を保つ … [なになに…]

困ったことが起こると,ストレスを感じる.それで疲れて心の豊かさを見失う.豊かで余裕のある時間など一時のもの.そう考えることもできるだろう.日常の煩わしさ,煩さによって,人間の神経は疲れてしまうので,晴れた素晴らしい時間 … [なになに…]

夜就寝前になると,自分の意識が変わる.感覚も変わる.昼間透明で何もない精神に,まるで己が物質であることを思い出したかのように,具体的な感覚が与えられる.高校2年の時は,夜だけでなく昼もこの感覚が残る日もあった.しかし, … [なになに…]

20代はまともに思考できない時代を過ごした.高校生だった頃から大人びた思考ができる人は多かったように思うが,私はそうできなくて,そうする必要も感じなかったので,恵まれた環境にいても彼らから学ぶことはできなかった.今思い … [なになに…]

暑くなってきた.昨年書斎に据え入れた冷房が役立ち,書斎に居ることが快適になった.そこで何をしているかといえば,コンコーネをキーボードで弾いてその音楽性を楽しみ,冒頭の解説をもとに小声で歌唱の練習をし,また鍵を不規則に叩 … [なになに…]

今勉強したい学問.社会人10年目の今,学生時代は取り組めなかった学問にもう一度還ってみたいと思うようになった.数学や科学は学生時代によく読んだので満足している面が大きいけど,それ以外の人生経験が必要な学問について,深め … [なになに…]

ある人に一途に心酔するたちだ.高校2年の時にウィトゲンシュタインにかぶれ,ウェブサイトを立ち上げ破廉恥な考察を公開していた.その後,数学基礎論からゲーデル,チューリング,フォンノイマンに関心が羽搏き,計算機科学と出会う … [なになに…]

考える人が勝つ.いったいどんな思考であろうと,どんな立場や熱意の持ち主であろうと.考えることは人間に与えられた無償の創造機関である.思考こそ世界を管理する.だから考えることを諦めてはならない.立ち止まったとしてもそこで … [なになに…]

生きていると失敗やトラブルに出会す.例えば,病院に面会に行ったが,途中で接種券を忘れたことに気づき,自宅まで歩いて戻ることになった.その時,自分の失念を責めればそれで終わりだが,私はいつもこう考える.「忘れて家まで歩か … [なになに…]

若い人で自分が嫌われていないか気にしすぎる人がある.そういう場合,歳上の人の心が広く安らぐと感じる.この構図は,若い人の価値観が「嫌われないように行動する」との原理だけで,他の要素を全く顧みない思考になっていることが, … [なになに…]

毎週日曜に教会で礼拝していると,平日であっても神さまについて思う時が少なくない.いつもぼうっと意識に上る問題があるが,意識的に考えてはいない.考え進める価値を感じられなかったからだ.しかし,時を経るに従い,それらぼうっ … [なになに…]

近代の完成について.近代の遺産が現代を形成している.産業革命から通信技術に至るまで,近代の創造性を抜きにして現代は認識できない.階段の高さを人間の歩幅に合わせて作り,足の収まりが良いように一段を少し斜めに傾ける工夫など … [なになに…]

パウル・クレー著「造形思考」という本を読んでいる.大学生になって初めて大学図書館で借りた本.長らく絶版だったが,先日文庫になっていることを知り購入,学生時代を思い出しつつ読んでいる.私はよく質問する学生だった.学友や先 … [なになに…]

仕事で打ち合わせがあり,参加は私と女上司の2人の閉鎖的で打ち開けない環境.打ち合わせ後に身の危険を感じることとなった.悩んでしまったのだ.彼女の発言がよくわからないのだ.意味も意図も趣旨さえ掴めないのだ.今まで私の個人 … [なになに…]

右を見ても左を見ても仲間がいる.昔はそうだった.しかし,今の社会は互いに離れて暮らし,互いの存在と温かくつながることが難しい.害毒のある関係は捨てるよう指南され,親族の間も空間的な距離を保つのが普通になっている.個人の … [なになに…]

幸せに生きることは私の義務である.この社会で生きる人が各々の幸福を追求する限り,この社会はうまく回るようにできている.本当は誰も不幸に生きてはいけない.でも,不幸な人生というのは存在するし,人を不幸にする人間もいなくな … [なになに…]

私を駆動するのは論理である.人間は論理では動かないと聞いたことがある.その論旨は忘れた.けれど,人間は論理で動く.とてもそう思う.怠惰な自分はものを考えるが,その考えていることを文字に起こすと,意外なほど論理を考えてい … [なになに…]