Grown Home

正直言って,私は幸せ者だ.来月,結婚記念旅行に妻と温泉に行く.2014年に結婚したので,9年目に入ることになる.今でも仲は良いし,私は妻が好きだ.妻はどう思っているか知らないけれど.また,明日実家から荷物が届く.中身は … [なになに…]

正直言って,私は幸せ者だ.来月,結婚記念旅行に妻と温泉に行く.2014年に結婚したので,9年目に入ることになる.今でも仲は良いし,私は妻が好きだ.妻はどう思っているか知らないけれど.また,明日実家から荷物が届く.中身は … [なになに…]

自分の人生は,望ましい方向へ変えるよりも,元々考えていた人生を進む方が考えやすいことがある.そのほうが望みが叶って満足できるだろうから.若い頃に考えていたことや情熱を持っていたことを,経験を積んだ後に再びやってみようと … [なになに…]

人間は,反転する.昔は組織に縛られず自由に行動する学生だったが,今は上司の度重なる上下関係の指導により,全て指示を受けてからでないと動かなくなった.自発的に動いてはいけないことになっているので,自分の考えを仕事にできな … [なになに…]

WEBコーディングでも,CGプログラミングでもそうだけど,何でも自分で定義していかないと世界を作れない.誰かの作ったコードを使うときも,自分の言語に置き換えて使わないといけない.変数名や関数名は自分で決めなくてはいけな … [なになに…]

私は自分を大切にできなかった人間だ.クリスチャンになって30代を迎え始めた頃まで,自分を苛めていて誰の手にも負えなかった.もちろん発達障害や精神病を患っていたこともあり,薬を使って病気や副作用と付き合ってきたのだが,自 … [なになに…]

私のことを芸術家と呼ぶ人が何人かいる.高校を2年間で転学し,通信制に通いながら美術の訓練をしていた時期が,私にはある.この1年間は私の人生も思想も幸福をも決定づけた重要な1年で,今でも何も後悔していない.長らく地元に戻 … [なになに…]

夏休みの最初の3日間が終わる.休暇前の宣言通り,生産的なことは何もしないで過ごした.書斎を暗くし,冷房を30度の室温でつけ,暗闇でYouTubeを聴く.2時間枠の講演会を3日間で4本見た.いずれも面白い内容.視聴中に過 … [なになに…]

2005年から2010年まで私は図書館情報学の学生だった.当時の記憶はあまりない.2005年の秋に自殺未遂で逮捕釈放されて以来,私の学生生活は自殺願望との闘いであり,学問を楽しむゆとりなどなかった.司書の資格を取れるプ … [なになに…]

自分であるには一貫した記憶を持たねばならない.過去がどんなに乱れていても,一貫した物語を持たねばならない.私は断片的な人間だから,環境や場所によって適当に振る舞ってきた.でもそれでは自分を理解することもできないし,会う … [なになに…]

物心って何だろう.調べると,社会や人情が朧げながらわかること,とある.物心がついた時からその人の記憶がはじまるという.私は,17歳の頃の記憶しかない.赤ちゃんだった頃は勿論,小中学生の時の記憶はない.どんな子供だったか … [なになに…]

20代はまともに思考できない時代を過ごした.高校生だった頃から大人びた思考ができる人は多かったように思うが,私はそうできなくて,そうする必要も感じなかったので,恵まれた環境にいても彼らから学ぶことはできなかった.今思い … [なになに…]

ある人に一途に心酔するたちだ.高校2年の時にウィトゲンシュタインにかぶれ,ウェブサイトを立ち上げ破廉恥な考察を公開していた.その後,数学基礎論からゲーデル,チューリング,フォンノイマンに関心が羽搏き,計算機科学と出会う … [なになに…]

小説を読み終えると,大学時代の光景が印象に残る.私の大学生活は,大抵の人がそうであるような青春ではなかった.私の人生で最も輝いているのは今.学生時代は暗闇そのものだった.高校から馴染めなかった上,大学でもそれを引きずり … [なになに…]

哲学者の文章は流石に破壊力がある.特に後々の大哲学者に影響を与えるような原典的作品は,気軽に買えても気楽には読めない.読んだら必定,変わってしまう.だから本当は用心しなければならないが,面白いので読んでしまう.そして, … [なになに…]

近代の完成について.近代の遺産が現代を形成している.産業革命から通信技術に至るまで,近代の創造性を抜きにして現代は認識できない.階段の高さを人間の歩幅に合わせて作り,足の収まりが良いように一段を少し斜めに傾ける工夫など … [なになに…]

右を見ても左を見ても仲間がいる.昔はそうだった.しかし,今の社会は互いに離れて暮らし,互いの存在と温かくつながることが難しい.害毒のある関係は捨てるよう指南され,親族の間も空間的な距離を保つのが普通になっている.個人の … [なになに…]

幸せに生きることは私の義務である.この社会で生きる人が各々の幸福を追求する限り,この社会はうまく回るようにできている.本当は誰も不幸に生きてはいけない.でも,不幸な人生というのは存在するし,人を不幸にする人間もいなくな … [なになに…]

私は脳を壊したことがある.壊した内容にもよるので定義すると,18歳の時,高校卒業と同時に,自意識が消え,脳がビリビリジージーと音を立てるようになった.海馬の辺りに違和感が生じ,新しいことを覚えられなくなった.それまで単 … [なになに…]